切断正規(下限/上限つき正規)とは
切断正規は、正規分布を指定した範囲(例: a≤X≤b)に収まるように条件づけた分布です(bounded normal / truncated Gaussian)。
- 使いどころ: 0未満禁止、スコア0〜100、0〜1の確率っぽい値、片側テールだけ欲しいなど。
- 切断により平均・分散が変わり、境界付近に山ができることがあります(グラフと統計で確認できます)。
仕組み: 逆CDF法(一様乱数→切断CDF→逆関数)で生成します。切断が厳しい場合でも、単純な棄却法より安定しやすい方法です。
高リスク用途(医療/金融/法務など)の意思決定に直結させないでください。個人情報の入力は不要です。
プリセット
実務っぽい設定を素早く適用できます(適用後に微調整OK)。即時に再生成します。
ヒント: プリセットは出発点として使い、用途に合わせて調整してください。
生成ツール
μ/σと境界を設定し、サンプル生成→可視化→保存までできます。
サンプル統計
サンプル(先頭20件)
このツールの使い方
正規分布を使いたいが、下限や上限の外には値が出てはいけないときに使います。
使い方(3ステップ)
- もとの正規分布の平均と標準偏差を入れ、切断する下限と上限を設定します。
- 生成後にヒストグラム、切断後の平均・分散、残存確率を確認します。
- 境界を片側ずつ動かして、切断の影響なのか元の正規分布の影響なのかを切り分けます。
結果の読み方
画面に出る平均と分散は、切断後に再正規化された分布の値です。残存確率 Z は、元の正規分布のうち境界内に残る質量を表します。
境界条件で確認したい点
- 残存確率が小さいほど切断の影響が強くなり、平均も大きく動きやすくなります。
- 単純に値を切り詰めたクリッピングとは同じ結果になりません。
- 境界を変えた影響なのか、元の標準偏差を変えた影響なのかを分けて見てください。
よくある質問
なぜ切断すると平均が動くのですか?
境界の外側の質量を取り除いて残った部分だけで再正規化するため、重心が移動するからです。
Z や残存確率は何を表しますか?
元の正規分布が下限と上限のあいだに入る確率です。
クリッピングと何が違いますか?
クリッピングは範囲外の値を端に押し付けますが、切断正規分布は範囲外を捨てて残りを再正規化します。
他の計算機と値が違うのはなぜですか?
パラメータ定義、有限精度、クリッピング扱いか切断扱いかの違いで結果が変わるためです。
最初に何を試すとよいですか?
まず広い境界で基準を作り、その後で片側だけを狭めて切断の影響を確認してください。
関連ツール
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