包除原理の計算(少なくとも1つ / AまたはB)

2〜4集合の「少なくとも1つ」を、入力が迷いにくいウィザードで計算します。2/3集合はベン図の領域(だけ)入力もOKです。

計算はブラウザ内のみで完結します。不整合の警告が出たときは交差(同時に満たす)の値を見直してください(独立とは別概念です)。

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入力

  1. 集合数(2〜4)を選ぶ
  2. 2/3集合は「かんたん(領域)」、一般は「交差(∩)」で入力
  3. 母集団Nがあれば「どれも」と確率も表示
集合数(m)
入力方式

「だけ」=他の集合は満たさない(その領域にちょうど入る)という意味です。

結果

union は「少なくとも1つ(AまたはB…)」の個数です。母集団 N を入れると、どれも = N − union も表示します。

少なくとも1つ(union)
どれも満たさない
使った式(表示)
FAQ 関連

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例題

ヒント:2/3集合で「どの交差を入れればいいか迷う」場合は、領域入力が分かりやすいです。

解説(なぜ足し引きする?)

単純に |A| + |B| と足すと、重なり(|A∩B|)を2回数えてしまうため、その分を引きます。3集合以上では、3重の交差が引かれすぎるので足し戻し…と「交差の次数」で符号が + − + −… と交互に変わります。

よくある質問

包除原理とは何ですか?

重なり(交差)を正しく数えるための公式です。1集合を足し、2集合の交差を引き、3集合の交差を足し…と符号が交互に変わります。

「AまたはB」の人数はどう計算しますか?

2集合なら |A∪B| = |A| + |B| − |A∩B| です。必要な値が揃えば、このツールが自動で計算します。

交差が分からないと計算できませんか?

交差(同時に満たす数)が無いと、重複を調整できないため計算できません。2/3集合では「領域入力」を使うと、必要な値が分かりやすくなります。

矛盾の警告が出るのはなぜ?

例えば |A∩B| が |A| より大きい等、実在する集合ではあり得ない入力になっている可能性があります。誤答を避けるため警告します。

独立なら交差はどうなりますか?

独立は確率の仮定で、包除原理(数え上げの公式)とは別です。独立を仮定して交差を求めるかどうかは、問題設定に依存します。

「どれも満たさない」は計算できますか?

母集団Nが分かれば、どれも = N − union として計算できます。確率も合わせて表示します。