概要
関数 y = f(x) の不確かさを、偏微分と相関係数から合成する教育用途の電卓です。プリセットで和・差・積・商・べきを素早く設定でき、一般関数モードでは安全な数式パーサで任意の式を評価します。
式は教科書風にライブ表示され、表にある変数がハイライトされます。寄与率バーで支配的な変数を把握し、推奨のモンテカルロ照合で計算結果への信頼度を高められます。
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使い方(3ステップ)
- 式 y = f(...) を入力し、変数名・平均 μ・標準不確かさ u を表に追加します。
- 必要なら相関行列で ρij を設定し、モンテカルロ検証の有無を選びます。
- 自動計算の結果を確認し、拡張不確かさや寄与率で改善ポイントを判断します。
FAQ
- 感度係数×共分散でどのように不確かさを合成しますか?
- 平均値まわりで 5 点中心差分により感度係数(偏微分) ∂f/∂xi を計算し、相関係数 ρij と標準不確かさから共分散行列 C を構成します。最後に gTCg の平方根を取ることで uy を求めます。
- モンテカルロ検証は何を確認しますか?
- シード固定の相関付き正規乱数(チョレスキー分解)で 20,000 サンプルを生成し、平均と標準偏差が線形化の結果と整合するか(±2% 以内)を確認します。